カーテンに影を落としてゆれているいちじく若木青き実を抱く
作者:田土才惠(たつちともえ)
引用元:
京築まるごと
初秋、無花果は緑の葉の影に緑の実を結ぶ。掌の形をした葉とまだ若い実の描くシルエットの何と安らかなこと。植物はみな美しいが、無花果の葉や実の曲線はまた格別。夏を無事に終えた幸福感といえばいいか。
歌集『風のことづて』から。
四季:長谷川櫂
読売新聞 8月12日
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
無花果の若い実の曲線が美しく安らか、そういうふうに無花果を見たことがなかったです。
無花果の思い出はやはり夏休み、自宅にあった無花果がぱくっと割れてそこに蜂が寄ってきて近寄れなかったことです。
東京で買って食べる無花果より格段に美味しかったことは確か。
今は田舎の弟が育てています。
コメント 0