SSブログ

やがて秋 [長谷川櫂]

満目の秋到らんと音絶えし

作者:飯田龍太


P7230489.JPG


やがて秋が訪れようとしている。秋という新しい季節を迎え入れるために、自然界はしんと息を潜めているというのだ。天地の静けさに龍太は耳を澄ましている。音ではなく沈黙を聴いている一句。戦後を代表する俳人。
句集『童眸(どうぼう)』から。

「四季」長谷川櫂

読売新聞 2016・8・11

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

田舎に帰った時近所で見つけた赤とんぼ。
満目とは「まんもく」と読み、見わたすかぎり、目に見えるかぎりという意味です。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

夏休み花火大会 ブログトップ
広告スペース
Copyright © 詩歌収集 All Rights Reserved.

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。